ダンスレッスン日記 [TDR BLOG] T's Dance Room BLOG


【内閣府】発表会規模縮小について【とりあえず自粛継続】

 皆さま、こんばんは!
 ティーズダンスルームの橋本です。

 

 ここのところずっと、コロナウィルスの影響をどこまで考慮するべきかの判断をする連続です。確かにこれは疲弊します。私が思案しなくてはならない規模は極々少数なのですが、この程度で毎日疲れる状況ですから、政治的な議論とは関係なく、純粋に国政のリーダーたちの有事における対応力や責任感に関しては、政治家、官僚、政府職員を含めて称賛に値すると、改めて感じているところです。もちろん、これらの政策が正解であったのかどうかは、現時点ではひとまず議論の外でありたいと考えます。

 さて、当スタジオでは下記のような判断をしていますので、ブログではありますが公開しておこうと考えています。以下は私個人の考えと、現時点での発表会への対応を綴ったものになります。この状況下において、私たちと同じようなことで悩んでいるダンススタジオは全国規模でとても多いと考えているため、今回の当ダンススタジオの決定事項を踏まえ、どのような取り組みを実施して行こうと考えているかを公表していきます。

 同じ悩みを抱える私どもと同じく小規模なスタジオ様たちにとって、ひとつの判断材料となることができれば、ここに綴っていくことの意味は、とても意義が大きいものになのではないかと考えています。

 

 

【誠に遺憾ではあるが自粛要請を受け、大幅な規模縮小をすることを決意】

 

 現在猛威をふるう新型コロナウィルスの影響により、昨日発表された内閣方針としても2週間の自粛要請期間を過ぎたところではあるが、分析および方針を打ち出すための時間が必要だとして、自粛期間をさらに10日間延長をして欲しい考えであると公表されました。なお、内閣府は3月19日頃を目途に、これまでの対策の効果について判断が示される予定となっているようです。

【参考URL】新型コロナウイルス感染症対策本部(第19回) 

 

 この政府発表を受けて、昨日夕刻に当スタジオとしての方針を少しでも早く皆さまにお伝えするべく、ティーズダンスルーム公式ホームページにおいて、代表者である橋本を中心として考慮した声明を出し、同時に皆さまへグループラインなどで共有させて頂きましたところです。これらの対応については、ご連絡くださいました皆さまからのご意見を参考に、また矢面に立たされる立場の代表を束ねるTAMMYの恐怖心などを聴取して、熟考した上でお伝えしたところです。ここでいう恐怖とは、新型コロナウィルスの影響について憶測による様々な誹謗中傷を受けかねない恐怖であることは想像に難くなく、十分にご理解いただけることだと思います。

 昨日の政府発表でも「期日になったけど、ひとまず、もう10日間の延長をお願いしたい。」など、日本政界のトップである内閣総理大臣であっても曖昧さに終始しなくてはならない苦しい現状では、できる限り多くの方にご覧いただく発表会にすることは、現時点の情勢では諦めざるを得ないと判断いたしました。もちろん、出演関係者の皆様の中には「多くの方に見て頂きたかった」という意見も多いと思いますし、私もその意見に賛同いたします。ただし、今の状況では非常に遺憾ではありますが、The 2nd Festival of 『T's Dance Room』は、新型コロナウィルスの影響とイベント開催の意義を十分に考慮して、規模を大幅に縮小することにいたしました。自粛による規模縮小案としては、一般公開を取りやめ、出演関係者以外のお客様のご入場はチケットの有無にかかわらず、ご入場できなくなりましたことをご案内いたしました。多くのお客様を迎えた上で盛大にイベントを開催したかった気持ちは皆さん同様だと思いますので、このような決定は「理解はしたくない」とか、「納得したくもない」などの思いがある事も十分にわかります。それでも尚、この局面においてはご理解とご協力をいただきたいと、ご出演関係者の皆さまにはお願いを申し上げるばかりです。

 

 本当にこの先のエンタテインメント業界のことを愁う。

 

 エンタテインメント業界はイベント自粛ムードが相次いでしまい、3月上旬では規模の大小関係なく、すべてのイベントを自粛しておくことの方が正解のような風潮になってしまいました。その煽りを受けて、窮地に追い込まれているイベント会社や会場、そして当スタジオのような小規模なダンススクールの経営破綻が相次いで行くことは想像にも難くないと考えています。また、その経営破綻の波は新型コロナウィルスの収束に向かう一方で、日本経済において深く爪痕を残して負のスパイラルを生むことが予想され、連日の報道ではコロナウィルスが感染拡大したなどの報道に加えて、とうとう大規模で長期的な経済不安にまで発展する懸念があるなどのニュースが次々に報道されるようになりました。

 確かにクラスター(本来は直訳すると集団の意味)とカタカナ英語で呼ばれるようになった感染者集団ができてしてしまう可能性があることはイベントの特徴ですし、万が一その場に新型コロナウィルスに感染している方が混ざっていた場合、他人にうつしてしまう可能性は否定できません。

 ところで現時点では、政府からのアナウンスでは活動を自粛して欲しいお願いであって、活動中止命令が発動されている状況ではありません。また各団体にて開催することの意義があるかどうかの判断を十分に考慮した場合においては、できる限りの自粛による規模縮小のお願いにとどまっていることも事実です。ここ数日間で報道されています通り、多くのプロスポーツなどは無観客や延期の延長を決断している一方で、宝塚歌劇団様は劇場の再開をいたしました。ただし、現在(2020/3/11)の状況は昨日の政府発表を受けて、現時点では3月19日までの公演を中止することを決断したようです。そして、世論においては各自の置かれている立場、生活環境などによって意見や見解は大きく分かれる状況ですが、是非はともかく、立場が変われば見方が変わるように、自らが置かれている立場によって考え方が異なってしまうことは明白です。

 私個人としては、可能な限り感染拡大を阻止したい現状であることを理解する一方で、どのような状況においても今は感染拡大を阻止することだけを優先する流れが大きくなり過ぎてしまうことで、別の角度からのリスクがあることを見逃してしまう可能性があることにも十分に注意する必要があると考えます。そして、たくさんの私見、ご意見がある中でひとつだけ言えることは、むやみやたらに感染拡大をすることには大多数の方が賛成してはいません。ただ、残念ながら陽性反応がでたことで、「コロナウィルスをバラまいてやる」のようなことを言い残して、フィリピンパブに出かけた人が存在している報道もされたばかりなので、すべての人々が100%同じ考え方であることは無いのだなと実感させられます。

 もちろん、私たちも第2回発表会を開催することを決定した立場ではありますが、むやみやたらに感染拡大をすることだけは阻止して行かねばなるまいと考えていますし、その予防策については十分に考慮の上、浸透させていただき、かつ実行に移していくことが肝要だと考えています。

 

 開催意義は大いにある。
 ただし、規模は最小限に縮小して、
 健康への努力は最大級に行う。

 

 アメリカ大統領トランプ氏のツイッターを全文読んでいる方は稀かもしれませんが、断片的に取り上げられていることにも注目して見るのも一つかも知れない。アメリカの政界のトップに上り詰めた彼は、男気があるのか、暴君なのか、それとも強いリーダーシップを持った強靭なハートの持ち主なのか。彼に対する考え方は、やはり自分自身が置かれた立場によって、どのようにでも解釈することができるだろう。

 トランプ氏のことは別にしたとしても、今回の発表会開催に伴う判断としては、『開催意義のあるイベントなので実行するべきだが、それと同時に可能な限りで多くの感染予防策を講じる必要がある』と、考えています。皆さまにおかれましては感染予防策、健康維持の徹底を継続していただき、規模を大幅に縮小しての開催に、何卒ご理解を賜りたいと切にお願いをさせていただくものです。

 

 

 【ここからはご出演者様へのお願い事項になります】

 

 上記のような事を総合的に判断した上で、今回の発表会へのご見学者の人数、およびご年齢を制限させて頂きます。2日間を通じてご見学者様(幸市民館の施設への来訪者)の人数は、楽屋に入られる方(楽屋にしかいない方)を含み、親族や血縁者の区別なく、出演者様ひとりにつき、出演者が責任を以って承認する3名(未就学児含まず)を上限とさせていただきます。また、ご年齢については大変恐縮ですが、満65歳までとさせていただきます。上記は1日当たり3名ではなく、2日間を通じて同一人物3名となりますので、お間違えの無いようご注意ください。また、ご出演者おひとり様あたり3名と絞ったとしても、現時点での出演者数72名に加えて、インストラクターや会場スタッフなどを合わせた場合の最大人数は300名以上となる為、感染拡大を阻止することだけを考えると大きなリスクであることを今一度のご理解をいただきまして、できる限り人数の縮減に努めて頂きたく、お願い申し上げます。

 さらにホール側の見学席に着席される出演関係者の皆さまは、座席のひとつ飛ばし、座席列の1列飛ばしにご協力いただきますので、見学者様を大幅に少なくしても後方のお座席に着席していただく可能性もあります。また、ホール側に着席される場合も楽屋に待機される場合も含めて、声を出しての応援や会話をできる限り控えていただくなど、飛沫しないようなご配慮をお願いします。また、休憩時間中はもちろんのこと、本番中にも楽屋や楽屋となる大会議室の換気は十分にしていただき、大会議室側の搬入口からの出入りに関しては、車道には飛び出さないように注意していただくなど、保護者様はじめ周りの大人たちのご協力のもと幸区役所側や駐車場側へ移動するなど、空気がよどんでしまうことを避ける行為は適宜行っていただければ幸いと考えています。

 今回の政府の自粛要請延長を受けての大幅規模縮小による一般観覧客のご入場をお断りさせていただく措置、ならびにご出演関係者様においても来場者の人数を制限させて頂きます措置、かつご来場予定者となる方の当日までを含む健康管理を徹底していただくことなど、多くの対策をもってこの難局を乗り切っていただきますので、ご協力をお願いします。

 

 

 このブログには出演関係者の皆さまへご通知する内容のすべてを記載している訳ではありません。私見も盛り込んだブログ記事であり、注意喚起を煽る目的ではありませんし、反対に自粛ムードを否定しているものでもありません。そう言いつつも、同じような悩みを持つエンタテインメント業界の方々、そして私たちと同じような小規模のスタジオ様へ向けてのエールも含まれています。正式なご連絡については、必ず当スタジオからのご案内をご一読くださいますよう、重ねてお願い申し上げます。

 今後ともティーズダンスルームをよろしくお願い申し上げます。

 

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