ダンスレッスン日記 [TDR BLOG] T's Dance Room BLOG


【発表会】特効機材を自作いたしました!【この瞬間は一生に一度】

皆さん、こんにちは!


ティーズダンスルームの橋本です。
お久しぶりのブログ執筆します。

 

コロナ禍となってダンススクール・ボーカルスクールだけではなく、私が主業としている建設業界においても甚大なる被害があり、弊社も非常に厳しい時間を過ごしてきました。何とか潰れずに今日まで存続することができました。最近では少しずつ仕事量も安定し始め、おかげさまで忙しい毎日を取り戻しつつあります。

 

これからもダンス発表会に全力投球できそうです!

 

さて、今年も去年同様にコロナ禍でのエンタテイメント発表会となりますが、未知なる恐怖だった去年と比べて、いくらかは世間様もイベントごとに対して穏やかになっているでしょうか。あれから1年あまりが経過して、世の中がニュースタンダードとして新型コロナ感染症に向き合って行っているように感じています。

政府の方針も緊急事態宣言中においては入場者数は客席数の半数までとしているものの、緊急事態宣言前は大規模イベントを含めて上限数緩和に踏み切っていたことから、徐々に経済活動も行っていく方針だったように思います。今回の緊急事態宣言がいつ解除され、解除後のイベント上限数などの規制がどのようになるのかは注視するところですが、許される範囲内で精一杯のエンタテイメント発表会となるように努力を積み重ねてまいります。

現時点での予測できる範囲としては、3月には緊急事態宣言が解除され、入場規制も緩和されて多くのご来場者様にティーズダンスルームの発表会を披露することができると考えています。去年のような規制が入るかどうかは分かりませんがお客様をお迎えしようと考えている以上、少なくとも新型コロナウイルス感染症対策は万全で望みたいと考えています。

今年もまた皆さまにも、多大なるご協力をいただければ幸いです。

 

ところで今回で3回目のスタジオ発表会となるわけですが、やはりやるからには本気度Maxで臨みたいのはお約束だと、自分自身に言い聞かせるように勝手に鼓舞しています。今回の発表会収支計画書を作成してみましたが、クオリティを求め、妥協を許さず、出演者さんたちが感動してくれるステージを創り上げたいという思いから、私とTAMMYはタダ働き&経費持ち出し(通称ド赤字)になるのですが、そこは気にしてはいけない部分だと言い聞かせています。まだまだ、始めて3回目の発表会、それもコロナ禍で2回ですから、黒字化しようなどと考える方がオカシイです!

 

と、言い聞かせつつ、

 

出演者さんが減ってもクオリティは下げないように、少しでも私にできることを考えてみました。ステージの盛り上げと言えば特殊効果、通称で特効も大きな要素です。特効には毎年チャレンジしているのですが、去年はキャノン砲が残念ながら不発でした。皆さんの中には、『え?去年ってキャノン砲を撃ってたの?』って方が多いのではないでしょうか。打ちました。とても小さな音を出し、シュポンっと寂しく金テープが1メートルほど飛びました・・・。飛ぶというよりも、こぼれ出た程度です。悲しいキャノン砲でした。

第1回目の発表会はレンタルしたんですが、2本でそれなりの高額。しかも、レンタルだから返さないといけません。そう思って去年のキャノン砲、実は6本まとめて購入したんです。とても安く買えました。安かろう悪かろうでしょうか。エアー漏れしちゃってて、エンディングの頃には空気が弱くなってて、シュポンと寂しいキャノン砲になってしまいました。

試し打ちの時には気がつかなかったんです。理由は、コンプレッサーで圧縮空気いれて、すぐにパーンって勢いよく、こりゃー良いぞってなっていたんです。しかも、この値段でこの本数、6本もあれば盛り上がるぞって、試し打ちの時まではそう思ってました。輸入品でございました。

 

結果、こうなります。

安物買いの銭失い。
小1の娘もことわざを覚え始めているので親が身をもって教育を。
金属くずとして販売すれば500円くらいにはなります!

 

やはり機械ものは部分的な部品は輸入品でも、監修はメイドインジャパンが良い。

 

そう思って検索してみると、やはり高額です。興味がある方は調べてみてください。ヤフオクを販売手法としている山形の工房さんが新品を出品しています。1台当たり即決価格で、160,000円(税込 176,000 円)です。もう2年前から価格は変わっていません。そこそこ売れるんでしょうね。2台で一対ですから、352,000円ですか。これは、なかなかどうして、手が出ません。それならばとヤフオク常駐してても、中古のレンタル払い下げ品などは滅多にお目に掛かれるものでは無いようです。コロナ禍でイベントが少なくなったから出るかもと思いつつ、こちらも2年ほど探しましたが、やはり出品はされません。

気になってキャノン砲レンタルの会社はどうやって品物を手に入れているのか調べてみました。

答えは自作していました。正確には鉄工所などに自作図面などを持込み、各パーツごとにオーダーメイドしてもらい、組み合わせて製品として、レンタル商品としているようです。そりゃレンタル価格だって高くせざるを得ないよなと思いつつ、レンタルする道も考えました。レンタルなら2台一対のキャノン砲セット、2泊3日で44,000円です。

 

むーん。

 

結果、負けじと自作しました(笑)
出演者の皆さんを勇気づけるために、4台です。

 

 

これでも電気工事士Ⅱ種を持っていますので、ダブルロックの発射スイッチも自作しました。弊社の倉庫で試し打ちしましたが、飛び過ぎるくらい飛ぶし、耳も痛くなるくらいの空気砲なので、2日前の舞台練習日にでも出演者さんたちが練習している片隅で『バッシューン!』って試し打ちしつつ、強さを加減しておきます。それっぽく、艶消しブラックで塗装して、写真にはありませんが角度調整するための発射台も自作して、同じく艶消しブラックで塗装しました。舞台の上では主役である出演者の邪魔にならないように、最後の出番までひっそりとお待ちする黒子ですからね。

 

そして、空気を漏らさないように待つことが、一番のポイントです(笑)

 

組み上げてから何度かテストでエアー漏れしましたが、建築用で使用する馬鹿でかいパイプレンチ持ってきて、しっかりと締め込み最終的には2日ほど建築工具で言うところの常圧(約10気圧)でテストしてピクリとも針は動かず、その後に電磁弁発射テストもしましたが正常作動を確認しました。つまり、今回こそ万全、のハズです!

 

気になる自作費用は、私自身の人件費は考えなければ、全部でヤフオクの1台以下です。

 

 

さらに、一昨年と去年の反省を生かし、今年はジェットスモークも不安定なリモコン操作は止めて、照明用のDMXケーブルでDMXコントローラー(シーンセッター)に繋いでスモーク発射を制御してみます。今まで舞台監督をTAMMYのお仲間にお願いしていたのですが、今年から私が担当し、特効のきっかけ(発動)をしながら、舞台監督兼任をさせていただきます。

 

出演者の皆さんをプロの舞台のような、最高のステージに上げるための準備は着々と進めています。今年の発表会も、1年に一度じゃない、一生に一度です。子供たちにとって、大人もこの機会はこの時にしかないと考えています。コロナ禍ではありますが、発表会当日は感染症対策に万全を期して、ひとりでも多くのお客様にご来場いただきたいと考えています。

 

出演者、ご家族の皆さま、一緒に盛り上げていきましょう!
ご協力、よろしくお願いいたします。

 

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